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教員紹介

藤野 一夫

教授

藤野 一夫

(FUJINO KAZUO)

 幾多のアートマネジメントの挑戦から確信を得た持論がある。国家や大都市の総力を上げた巨大イベントは虚栄にすぎない。それは造花か、せいぜい切り花として短期間に消費されてしまい、人間と社会を耕す持続的な媒体とはならない。市民たちの自発的なプロジェクトを新たに生み出す豊かな土壌にはならない、という認識である。
 市民と学生と芸術家が主体となった手作りのアートプロジェクトをインターローカルに仕掛けていくこと。国境が閉ざされたパンデミックの時代だからこそ必要不可欠なことだ。当面は身体的接触を避けなければならないとしても、他者への想像力の源泉を枯れさせてはならない。もはやメガ・プロジェクトは必要ない。マイクロ・プロジェクトが国境を超えてローカルとローカルをつなぎ、無数に並存することが人間的共同体の定常となるべきなのだ。手触りの公共圏がゆるやかにつながり、お互いの信頼関係がじっくりと醸成されてゆく。そのための土壌を耕すことが文化である。このようなマイクロ・プロジェクトを基礎単位とするインターローカルな文化的コモンズを地道につくっていきたい。

主な担当科目

芸術文化と観光、アートマネジメント概論、パフォーミングアーツ概論、文化政策概論、芸術学、海外実習、劇場プロデュース実習、音楽文化論

専門分野

文化政策学、アートマネジメント、音楽文化論

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