熊倉 敬聡

アートマネジメント

熊倉 敬聡

KUMAKURA TAKAAKI

教授

主な担当科目
担当科目:美学・芸術学(1年)、批評論・美学美術史(2年)、舞台芸術論・現代アート論・専門演習(3年予定)、総合演習(4年予定)
専門分野
芸術学、文化実践、近現代思想、GEIDO/藝道論

経歴・資格

パリ第7大学博士課程修了(フランス文学専攻)、文学博士。元慶應義塾大学教授、元京都芸術大学教授。

学生へのメッセージ

フランスでの博士論文『ステファヌ・マラルメの〈経済学〉』以来、私の関心は、常に芸術と社会がどのように相互に(反)作用するかにありました。そして、その関心は、現在では(藝道/GEIDOも含めた)精神性・創造性と新しい社会・経済の在り方の探究にいたっています。ただし、私はその探究を単に理論的に行なってきただけでなく、たえず理論と実践が自分の中で累乗する形で行ってきました。コンテンポラリー・アートやダンスを研究・批評しつつ、自分でも創作したり踊ったり、あるいは、(大学を含めた)現代の教育環境について研究しつつ、新たな学びの場を作り出してきました。慶應義塾大学在任中には、学びたい者が学びたいように学ぶ「セルフ・エデュケーション」的授業の実践、さらにはそれを地域づくりと連動させた 「三田の家」 などの立ち上げ・運営に携わってきました。また、10年近く暮らした京都では、社会起業家の国際ネットワークの拠点 Impact Hub Kyoto を、Dojo for Changeというコンセプトで立ち上げ、運営しました。また最近は、博報堂の University of Creativity 、あるいはGlobal Ecovillage Network JapanのGaia Education(ユネスコ認証教育プログラム)にも携わり、持続可能な創造性、コミュニティづくりにコミットしています。

研究テーマ

  1. 現代・近未来の創造性の研究と実践:近代の資本主義とアートの彼方に、人類の創造性が改めて古来の文化の知恵と技(瞑想、発酵、藝道など)に源泉を汲みつつも、地球環境との新たなCo-Creationの可能性を探究する事例の調査・研究、ならびに実践。
  2. 新たな学び・社会変革の場づくり:既存の社会・教育の抱える様々な問題・弊害を解消すべく、新たなコンセプトにもとづく、“共-育”的・“共-変容”的場の創造(「三田の家」「Impact Hub Kyoto」など)。
  3. “メタ批評”への挑戦:近代の歴史的生産物である「Art」および「芸術」の概念と実践、ならびにその言説的営為である「批評」それ自体をメタ的視点から自己“批評”する新たな学的挑戦。

主な業績・受賞歴など

主な単著に、『GEIDO論』、『藝術2.0』(以上、春秋社)、『瞑想とギフトエコノミー』(サンガ)、『汎瞑想』、『美学特殊C』、『脱芸術/脱資本主義論』(以上、慶應義塾大学出版会)。
共編著に『黒板とワイン――もう一つの学び場「三田の家」』(望月良一他との共編)、『女?日本?美?』(千野香織との共編)(以上、慶應義塾大学出版会)、『practica1 セルフ・エデュケーション時代』(川俣正、ニコラス・ペーリーとの共編、フィルムアート社)などがある。

社会的貢献・活動など

  • NPO法人ミラツク理事、NPO法人GEN-Japan (Global Ecovillage Network Japan)理事、NPO法人Art & Society理事。
  • 「三田の家」(2006-2013年):慶應義塾大学在任中に、新しいオルタナティヴな学びの場かつ大学の地域連携の拠点として、慶應義塾大学教員・(元)学生・地域商店主などの有志とともに、立ち上げ、運営する。様々な教育、文化、芸術、町づくりに関する企画の制作・実施を行う。
  • 「Impact Hub Kyoto」(2013-2015年):2005年ロンドン発祥の社会起業家たちのグローバルネットワークImpact Hubの京都拠点を有志とともに立ち上げ、運営。
  • 「ガイア・エデュケーション」:持続可能な社会をつくる、ユネスコ認証教育プログラム「ガイアエデュケーション」の企画・運営に携わる(GEN-Japan主催)。
  • 本学 学術情報館「パフォーミング・ライブラリー」企画
    本、図書館それ自体が「パフォーム」し、社会的に「開かれる」図書館を目指すシリーズ。
    「第1回諏訪綾子ワークショップ:狩猟採集からパフュームをうみだす「テイストハンティング」in本の森」、「第2回ブックピックオーケストラ・ワークショップ:本と人をつなぐことから、新たな関係性が生まれる」、「第3回子どものための朗読劇:絵本の世界を旅しよう!」(豊岡市立図書館との連携)

但馬の好きなところ・おすすめスポット

清々しく開ける円山川河畔での遊歩。時にはエメラルドグリーンに澄む竹野の海。(大正末期の北但大震災後に建てられた)「豊岡復興建築群」の似非アールデコ調の鄙びたファサード。

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