芸術文化観光専門職大学

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授業風景

「舞台芸術基礎実習 Part 2(衣裳・音響・美術編)」の授業を紹介します

前回の俳優・照明・演出編に続き、本日は衣裳・音響・美術の実習の様子を紹介します。

【舞台美術@大道具制作室】

美術は本学実務家教員が担当しています。この日の実習では、図面作成の練習をしていました。舞台で使用する平台(ステージのようなもの)に寝ている自分の平面図を作成します。平面図が書けたら学生から教員に図面をチェックしてもらい、アドバイスをもらいました。

また「セロ弾きのゴーシュ」を上演するにあたり、ゴーシュの座る椅子を制作します。まずはグループに分かれてゴーシュのイメージについて議論し、ゴーシュの雰囲気にあった椅子作りを目指します。最終的に1つの椅子が選ばれて実際の上演でも使用される予定です。

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モザイク有.png

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【音響@スタジオ】

スタジオでは音響の実習が行われていました。NPO法人プラッツから野村さんにゲストスピーカーとして来ていただいています。

まずは実際のキャストが台本の読み合わせを行いました。その次に、どの場面でどのような音を入れるといいか学生に意見を聞いてまとめました。物が割れる音、チェロを演奏する音、ドアを叩く音、ドアが閉まる音、鍵をかける音など様々な意見がでました。

また、野村さんが実際にウッドブロックを演奏してノックの音を再現したり、ふくろうなどの鳥の音を再現できるカッコウ笛を見せてくださいました。実は、再生音(電子音)と生音(楽器など)を組み合わせると、自然な音響ができあがるそうです。

最後には、野村さんが台本を参考に、こんな音が実際に入るのではと考え作成したものを皆で聞きました。音響が入ると作品の雰囲気をより感じることができ、学生達も盛り上がっていました。

 

【衣裳@小道具制作室】

小道具制作室では、学生が「セロ弾きのゴーシュ」の登場人物の衣裳を作成していました。ゲストスピーカーとして来ていただいている中原さんは、スーパー歌舞伎やミュージカル「ミス・サイゴン」などの作品で衣裳製作を経験されています。

学校にある素材のなかから、チームで試行錯誤しながら作業をしていました。中原さんからは「デザインを考える段階で、役者自身と役者が演じる役のイメージの両方に合ったものになるよう意識して」とのアドバイスがありました。

ミシンで布を縫い合わせているチームや、ボンドで布をつなぎ合わせているチーム、針金で耳の形を作成したあとに布をかぶせて動物の耳を表現しているチームもいました。授業に参加していた学生は「衣裳を作成するのは初めての経験なので、学ぶことが多くとても楽しいです」と話してくれました。

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