芸術文化観光専門職大学

参加学生インタビュー

student interview

ドイツ実習参加者インタビュー

2Q実施のドイツ実習に参加された2年生の田中さんからお話を伺いました。

Q1. ドイツ実習への参加を決めたきっかけや理由は何ですか?

もともと英語やスペイン語といった語学学習に関心があり、大学在学中に必ず海外へ行きたいと考えていました。本学の語学研修では英語圏の大学に行くこともできましたが、私は語学そのものよりも、その国の文化や歴史を深く学びたいと思い、ドイツ実習に応募しました。実は、入学前に参加したオープンキャンパスの相談会で対応してくださった先生からドイツ実習の話を伺い、そのときから興味を持っていました。

Q2. 今回のドイツ実習の行程を教えてください。

今回のドイツ実習では、ハンブルクとベルリンの2都市を訪れました。ハンブルクでは市内の観光名所を見学し、世界的に有名なコンサートホールであるエルプフィルハーモニーを訪れました。ベルリンでは市内の見学に加えて、トリア大学に交換留学中の先輩方との交流や、Moritz Ostruschnjakという振付家の『Trailer Park』というパフォーマンスを鑑賞しました。どちらの都市でも、ドイツで活躍されている日本人アーティストの方々のお話を伺ったり、ワークショップに参加する機会がありました。

Q3. 特に印象に残っている場所はありますか?

特に印象深かった場所は、ハンブルクの中心部にあるゲンゲ地区です。19世紀に労働者や移民が多く住んでいた細い路地と古い建物が特徴で、現在はアートや文化の拠点として再生されています。ギャラリー、アトリエ、イベントスペースが集まり、ハンブルクの多種多様な文化を感じられる場所です。私達が行った時に、ちょうどフェスティバルが開催されており、多くのアーティストのユニークな作品に触れて、その魅力を感じることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。

Q4. 現地で様々なWSに参加されたかと思いますが、感想を教えてください。

特に印象に残ったのは、ドイツ・コトブス州立劇場の首席演出家の菅尾友さんと、Berliner Festspieleで舞台芸術部門プログラム・ディレクターとして活動されている橋本裕介さんのワークショップです。
菅尾さんの指導では「Happy Birthday」を題材に演出を体験し、歌詞の繰り返しや音の盛り上がりの意味を知り、「ただ歌う」のではなく観客に伝える難しさを学びました。また、学生一人ひとりに丁寧に関心を寄せ、親身にアドバイスをくださった姿が心に残っています。
橋本さんからは、多様なアイデンティティを持つアーティストの作品が、ヨーロッパで上演される際に、ステレオタイプな解釈を受けてしまう危険性や、日本とドイツの劇場の違いについて伺い、文化や制度を考えるきっかけを得ました。
お二人に限らず、講師の皆さんの生き方に私はとても惹かれました。ドイツという地で、芸術やアイデンティティについて深く考え続けながらも、軽やかに活動されている姿に刺激を受けました。今回の実習で得た学びを、日本での自分の活動やこれからのキャリアに生かしていきたいです。

Q5. 現地の人々や文化に触れて感じたことを教えてください。

約2週間滞在してみて、ドイツの方はとても温かいと感じました。私がドイツ語があまり話せないことが分かると、すぐに英語に切り替えてくださったり、また、移民が多いこともあってか、外国人への対応に慣れている印象を受けました。レストランやお店のスタッフの中には、冗談を交えて接してくれる方もいて、日本にはあまりないカジュアルな接客や対応が新鮮でした。食事で困ることはなく、美味しいじゃがいも料理やソーセージを存分に楽しみました。

Q6. 現地で大変だったことや苦労したことはありますか?

首都のベルリンでは比較的英語が通じましたが、ハンブルクなどの地方都市では英語が通じないことが多く、苦労しました。レストランでは、翻訳アプリを駆使してメニューの内容を理解しようとしましたが、上手く翻訳されないことも多く、限界を感じました。ドイツ実習は2年次から履修可能です。履修を希望しているのであれば、早い時期からドイツ語を事前に勉強しておくのをおすすめします。ドイツ実習にはCATの教員2名の引率があり、しっかりとサポートしていただけたので、とても心強かったです。

Q7.今後の学生生活で、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

日本にはないような壮大な舞台を間近で見たり、街の隅々まで溶け込む芸術文化を肌で感じた経験は、これからCATで学ぶうえで大きな財産になると感じています。私は大学生活の中で特に照明に興味を持ち学んでいますが、エルプフィルハーモニーで見た照明の迫力に心を奪われました。今回の経験を通して、今後の学生生活では、照明についてもっと深く学びたいと考えるようになりました。

Q8. 今後ドイツ実習に参加する学生に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。

実習を振り返って後悔しているのは、ドイツの歴史や宗教について、もっと深く学んでから参加すればよかったということです。実習前に文化や歴史を学ぶ事前学習の時間はありましたが、実際に現地を訪れると、街中には歴史を感じる建物や博物館、美術館が数多くありました。もっと知識を身につけていれば、より深い学びが得られたと思います。あと、ドイツのチョコレートはとても美味しいので、滞在中にぜひ食べてみてください!笑

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