
おこめ
第313回学生ブログ【29きゅうDiary】「たじまはでっかいどう」
但馬演劇観光雑記
みなさんこんにちは!おこめです。2回目の!ブログ!だ!
もうすっかり寒くなってしまいましたね。こんな前置き、最近は耳にタコができるくらい聞いているかもしれませんが、でもだって本当に寒いので言わせてください。いつの間に半袖だけでは外に出られなくなっちゃったんですか?おこめは今が秋なのか冬なのか分からないまま、まだ暖房をつけることを躊躇して凍えながら毎晩布団の中にうずくまって寝ております。寒いの。でも付けるのはもったいない気がするの。ほんとどうしたらいいのかしら。誰か教えて、暖房の付け時。
えーそれはさておき、今日のブログは「おいしい演劇」と「豊岡から城崎まで自転車で行ってみた」の2本立てでお送りしたいと思います。よろしくお願いします!ます?
えーまずひとつめは「おいしい演劇」です。演劇においしいとかまずいとかあるのかしら、と思った方もいるかもしれません。これは但馬地域の名所を巡る観光バス「たじまわる」にて、10月の毎週日曜日に行われた公演のタイトルです。この公演に私は声をかけていただき、役者として参加をしました。
まず「たじまわる」とは但馬の観光地や名所を巡ることのできる観光バスです。季節に応じて6つのコースがあり、さまざまな景色や施設と各所の美味しいご飯を楽しむことができます。そして移動中の車内ではベテランバスガイドさんのおもしろ解説をお聞きすることができます。1日中エンジョイできる内容てんこもり!なこの「たじまわる」の乗車券のお値段はたったの500円。ワンコイン。ひぇぇ、良心的すぎるよ、全但バスさん、、、!!そして今回私たちが乗車していたのは、ジオ日本遺産号というコースでした。
そして今回の「おいしい演劇」は全但バスさんと但馬県民局さんのご協力のもと、大学の公認サークルである「但馬旅人生活拠点。」と「ひよコモンズ」の主催で行われました。(おこめはどちらのサークルにも入っていないけれど!)作品のタイトルは「海の向こうの雨に育つ」。この作品はアメノヒボコという神様の但馬牛にまつわる伝説を基にしたお話です。この作品を「たじまわる」ジオ日本遺産号の停車地のひとつである但馬牧場公園と諸寄港にて、前編後編に分けて上演しました。本企画では演劇作品の上演に加えて、バス車内で但馬の牛たちのクイズを交えたレクリエーションも行いました。
10月の毎週日曜日、計4回にわたって企画に参加させていただきましたが、ほんとにとっても楽しかったです!時間がゆるやかに流れていく、いい休日でした。演劇作品もいい意味でまったく緊張感がなくリラックスして取り組むことができました。久しぶりの演技で、難しいと感じる部分もたくさんありましたが(終わった今でも正解がわかんない)のびのびとやらせていただけてよかったなぁと思っています。それに加えて道中ででっかい梨を買ったり、餘部の道の駅で揚げ但馬牛肉まんを食べたり(食べ物のことばっかり)、、、いやぁ、楽しかった。この企画に関わらせていただくまで行ったことのなかった場所に何度も訪れることができ、そのたびにいろんな良さを発見し、いろんな人と話すことができて最っ高な経験でした。また今回演劇作品を観ていただいた方々は演劇に親しんでいないという方が大半でしたが、そうした方々にも作品を届けることができたのも大きいなと思います。私自身も演劇についてまだまだ知らないことわかんないことがたくさんあるけれど、少しでもいいなぁと思ってもらえたら嬉しいですね。もし思っていただけたなら、ほんとCAT生の冥利に尽きます。
また機会があったらやりたいなぁ。偉い人にお願いしたらやらせてくれるかな。あ、あとブログを読んで気になった人はぜひ「たじまわる」で調べてみてくださいね!私もまた乗りたい!
そしてそして話は変わりまして、ふたつめは「豊岡駅から城崎まで自転車で行ってみた」です。おこめは城崎温泉でアルバイトをしていて、電車で城崎に通っています。しかしこの日は見事に電車の時間に間に合いませんでした。大人しく雇い主の方に遅刻の連絡を入れ、乗換案内のアプリで調べると候補に挙がったのはバス。いい時間のバスがある!ということでバス停までいったのですが、なんとダイヤル改正のためその日のこの時刻での運行がなくなっていました、、、オーマジカー。マニアワネー。やっぱり信じるべきはアプリよりも自分の目で見たものなんですね。いやほんとにどうしよ。タクシーは今日のバイト代プラス・マイナスプラスとかかかりそうだしなぁ、、、徒歩?とほ?いやそれは途方もないの間違いじゃね?
と、いった調子で悩んでいたおこめが最終的に選んだ手段は自転車でした。まぁ前々から城崎のまち並みを、そぞろ歩きしている人を横目に自転車で颯爽と駆け抜けていくのが夢だったしちょうどいっか。ということでさっそくGoogleマップで現在地の豊岡駅から城崎温泉までの自転車での経路を確認しました。(さっきの言葉はどこへやら、すぐアプリに頼っておりますがおこめは方向オンチなので大目にみてください)経路を確認確認、、、11キロ!?え!あ、本当に!?ここ(豊岡駅)からここまで(城崎温泉)11キロもあるの!あらまぁ知らなかったわ。推測時間は42分。そんでよくよくマップの文言を見ると「自転車経路は実際の状況を反映していない場合がありますので、ご注意ください」とありました。オーマジカー。ここで一旦おこめはもう一度悩みました。おこめはこの未知の道を(ダジャレです、うるさくてすみません)進んでいくべきか、否か。うーん。でもゼロプライスだしなぁ。1時間もかかんないし、迷子になりかけたことは何回かあるけどなんとかなったから、、、行くか!行ってみよ!だって線路に沿って走っていったら着くんでしょ!大丈夫さ!ケセラセラ!
そしておこめは自転車を漕ぎ出しました。おこめの愛車は小学校6年生の頃から使っており、大学進学にあたってわざわざ地元からここ豊岡まで運んできたブリヂストン自転車です。おこめの全青春時代をともに走り抜けた(ちょっと言い過ぎかしら)この自転車と、また新しい思い出を作るんだ!と意気込み出発します。最初はまだよく行く大通りや住宅街でしたから気持ちよーく進んでいましたが、10分ほど経ったところで住宅街を抜け、いよいよ道路!整備されていない道!という感じのエリアに踏み出し始めました。どきどき。通ったことのない道。普段車が通っているような道路や線路の一本横にずれたところにあるような道を走っていきます。周りに見えるのも住宅の群々からたんぼや畑の面積が増え、そして山々がより肌身に近く迫ってきます。田舎だわぁ。地元を思い出す。オゥ、坂キツい、体力欲しい。などなど思いながら進んでいると、急にぽつりぽつりと雨が降り始めました。あー、確かちょっと小雨の予報だったわ、でもすぐ止むかな、と予想していましたが想像以上の雨が続きました。大雨とはいかないけど、雨。傘は絶対にさすくらいの雨。一回止まって上着を脱いで頭をガードしてみるも特に効果なし。顔が前方からの雨に攻撃されて冷たい。え、行き止まり?ここ渡っていいんかな?でも、ここで止まってもどうしようもない!雨に濡れるしかない!進まなきゃ!おこめ!行くんだ!と、雨に降られながらも自らが始めたこのチキンレース、退路などないため自転車を漕ぐ以外の選択肢はありませんから突き進んでいきました。
そしてそのまま空は天気雨となっていきました。晴れてるんやったら雨もやんでいただけませんかね?空に文句を言いたい気分で、聞いたことのない古墳の跡の横やもうすぐ神隠しに遭いそうな山道、苔だらけの狭い路地を進みます。内心怖かった。昼で太陽もあるのに暗いんだもの。雨も降ってるし。しかしそうしているうちに雨がやみ、虹を見ることができました!きれい!だんだん見覚えのある景色が近づいてきます。そして車を運転中の皆さまに心の中で謝りながら道路の脇を走り、踏切を越えて、やっと!城崎温泉駅に着きました!すごい!よく頑張ったよ、おこめ!びっしょびしょになりながらもなんとか辿り着くことができました。そうして観光客の方も地元の方もよくよく見たらドン引き、なびしょびしょの服にぼっさぼさの髪というルックスで夢だった城崎のまちを自転車で駆けてバイト先へ向かいます。颯爽と、ではなかったか。改めて豊岡駅から10分ほどで城崎温泉駅に着く電車の偉大さを今日知りました。ありがとう、JR山陰本線。これからもよろしくお願いします。あー、帰り自転車はちょっと今日は無理やな。バイト先に自転車置かせてもらおう。(迷惑)
こうしてなんとか無事バイト先に(予定通り遅れて)着くことができました。雇い主の方に自転車で来ました!と伝えるとちょっと驚かれました。そしてそしてなんとなんと、結果的に自転車は雇い主の方のお友だちが軽トラで豊岡駅まで持っていってくださるということになりました、、、!なんてありがたいんだ!ここでも感謝を述べさせてください、本当にありがとうございました。そして遅刻をしてやっぱり迷惑をかけているおこめ。遅刻なんてほんとにするもんじゃないですね。この言葉はそのまま自分に返ってきてめちゃくちゃ私のことを刺してきますが、今回の教訓のひとつです。(と、言いながらこのブログの締め切りもまた間に合いませんでした。おこめのばーか)豊岡から城崎まで自転車で行くことは新しい景色をたくさん見ることができた大冒険にはなりましたが、結果としておすすめはしません。ですが、もしやるならいい天気で太陽のさしている時間、かつ車通りが比較的少ない時間帯を推奨しておきます。あ、雪の降る冬は論外で。雪にゃあさすがに私の愛車でも勝てません。大人しくアナ雪ごっこでもしましょう。あぁ、雪楽しみだなぁ。絶対遊ぶんだ、、、!(おこめは非雪国出身です)
あぁ2本立て、とっても長くなってしまった!カウントしてみると驚異の4,000字越え。ひぇ。自己満足の自分勝手な長文になってしまいましたが、読んでくださった方は果たしていらっしゃるのでしょうか?分からないけど、でもここまで読んでくれた方にはなんかはっぴーでいいことがありますように!ついでに美味しいごはんも食べられますように!精一杯念を飛ばしておきます。それでは、またいつか!ばーい!