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ずく欠
第349回学生ブログ【29きゅうDiary】「かもめ、未練、九官鳥」
大学生活雑記
Happy Pride!
29きゅうDiaryメンバーのずく欠です。名前と世界に反して最近ずくが満ち満ちています。喜ばしい。のか?
活発だった今日この頃を、今回は三本立てでお送りします。
お品書き
・古典研究ユニット「テアトロン」第2回公演「かもめ」に出たよ。
・ロームシアター京都で『未練の幽霊と怪物 ―「珊瑚」「円山町」―』観劇。最高だった!
・4月に自主公演「忘れないよ、九官鳥」を主催します!!!
かもめ
古典研究ユニット「テアトロン」第2回公演「かもめ」に出演していました。こちらはロシアのちょっと昔の劇作家、チェーホフの名作です。芸術を志す若者が田舎で恋したりしなかったり、それを見守る年長者がいたりするお話。(ちゃんとしたあらすじが知りたい人はインターネットなどを見てね)豊岡で我々のような大学生が取り組む意味のある作品だったかなと思います。お客さんもそれを感じてくれてたら嬉しいな。
私は年長者の役だったので、ものまねにならず、若くもならず演技を成立させるにはどうしたらいいか、かなり考えました。いつもと違うアプローチで演技してみたので、仕上がりの自己評価ができないのですが、新しい演技に挑戦したこと自体は高く評価してます。いいね自分。
未練
かもめの翌日、僕は京都にいました。なんで?体力ない人間なのに大丈夫?だけど、どうしても見たかったんです。岡田利規さん作・演出の『未練の幽霊と怪物 ―「珊瑚」「円山町」―』が!
最高でした。演劇でありダンスであり能。
去年の夏、はじめて能を見たときに感動したのが、情景描写の豊かさでした。身体と謡と音楽で情景が見えるんです。あんまり聞き慣れない言葉で喋ってるのに!
今回見た公演でも、簡素な能舞台(?)の上に情景が展開されていました。吹く風の温度、踏みしめる砂、固いコンクリートの感触。しかも、普段使うような言葉が聞こえてくる。現代的な言葉遣いによって、シテから溢れ出る情念が触れられる距離に近づいてきたように感じました。一方でワキなどがシテを見つめる身体は空っぽで、それが観客の身体とリンクするから見やすくなるのかなとか思ったり。僕は「個人的なことは政治的なこと」というのを舞台芸術にしている作品が好きなのですが、それをあんまり見たことないが受け取りやすい手法でやっているという印象でした。なんか自分が何を言っているのかわかんなくなってきましたが、とにかくよかったです。
僕もがんばります。
九官鳥
4月の末に、はじめて主催公演をします。自分なりの高校演劇の供養ができたらなと思ってます。
取り組む戯曲は『忘れないよ、九官鳥』。2020年に長野県の演劇部で上演された高校演劇作品です。2020年から2023年、コロナ禍で高校演劇はさまざまな制約を課されました。私の出身地である長野県では、舞台上での距離と接触が厳しく規制されました。打って変わって大学入学以後、当たり前のように舞台上で近づいたり、触れたりできることに戸惑いました。あんな時期などなかったかのように、それはごく普通のこととして受け入れられていた。このままでは忘れてしまう。忘れたらまた同じことが起こるのではないか?怖かったです。怖かったから、怖がらないで見つめるために上演を目指すことにしました。現在、鋭意稽古中。内容はコロナ禍の話ではなく、戯曲も演出もいわゆる「高校演劇」っぽくはありません。
僕のごく個人的な思いから出発した企画ですが、多くの人に関わってもらって、ものになりつつあります。新入生もそうじゃない人も、そぞろ座で会えたら嬉しいです。
では、このあたりでお暇しようかな。散文失礼しました。
ここまで読んでくれてありがとう!
生きてこうね〜