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第104回-②学生BLOG【二人三記】「すみのよるさんに」

けい

第104回-②学生BLOG【二人三記】「すみのよるさんに」

大丈夫。君の膵臓をたべたい。膵臓なら僕が食べてあげるから。

 

僕はこれまでの約19年間普通に生きてきました。特別に辛いことやしんどいこともないまま普通に生きてきました。おかしな部分なんてなく、平凡な日々でした。何か劇的なことがあるわけでもなく。誰かに語れるような不幸話もなく、大事故に巻き込まれたり難病にかかったりした事もないし。何もないんです。死にたいと思う瞬間は何度か訪れた。だけど、死ぬ理由として認められるほどの理由はなかったと思う。誰の何が判断基準だったのかは分からないけれど。

だからといって本当に何もなかったわけではなく、人並みには勉強で苦労して、部活動で汗を流して、恋に振り回される瞬間はあったんです。だから逆に本当に何もないということをキャラクターにできる程は平凡ではなくて。

 

今日で芸術文化観光専門職大学に入学して、ちょうど一年が経ちました。

 

僕から見た先輩方にはたくさんの色があって、みんながみんな何者かに見えました。眩しかった。特殊な技術を操り、各々が自分の得意な分野で活躍しているような感じがしたんです。

 

何者かになりたい、と何か見えない糸を掴もうとするような思いでもがいた一年でした。今僕は何者かになれていますか。これを書いているのは4期生が入学してくる日の朝です。後輩から見て僕は何者かになれていますか。

 

ワクワクするものにたくさん手を伸ばして、たくさん踠きました。周りの友人たちの才能に溺れそうになりながら、僕はここにいると叫ぶんです。誰かに必要とされたくて、誰かに認められたくて、付け焼き刃な知識を重ね息継ぎをするんです。必死に。腕を振って自分を大きく見せようとするんです。時には勘違いして踠くのをやめてみるけれど、またすぐに溺れてしまうんです。

 


 

なーーーーんて感傷に浸りながらねーーー笑

 


 

 

お久しぶりです。けいです。

二人で書く芸観大生日記、二人三期です。

 

新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます。

これからよろしくお願いします。

寮の前を通過した時、全ての部屋の電気があかあかと光っているのをみて、懐かしい気持ちになりました。たくさんの希望と不安が織り混ざった感情が膨れ上がっているんだろうなぁなんて一年前の自分を思い出しながら。

 

昨日劇団蒼血の自主公演『prayers』が千秋楽を迎えました。”せんこう、消ゆる時”は僕が初めて舞台音響をさせていただいた作品でした。10月に初演を迎え、奈良、愛媛、豊岡とたくさんの想いを経ての公演でした。今までは次があるからと大事に片付けていた舞台装置たちが、分解されていく光景を見て胸が締め付けられる感じがしました。作品のテーマが重たい事もあり、生きること死ぬことに想いを馳せざる得ない数日間でした。ラストのせんこうでは、蒼血に入ってよかったなぁとしみじみ思いながらフェーダーを下げました。この気持ちもいつか忘れる。大切に大事に味わって自分の一部にしたいな。

(待って公演が終わることをフェーダーで例えるなんて音響家っぽくてかっこよくないか、笑)

 

はい。芸人目指してます。変人になりたいと思うんです。文化祭でやる漫才ではなく、芸人としての漫才がやりたいんです。どうしたらいいのかと考えた結果、自分の何か守るべきものを削りながらやるのが芸人としての漫才だという価値観に辿り着きました。welcome to CATで漫才やるから待っててね。ニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニココニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコ

 

 

周りが見えなくなって、頭の中にたくさんの悪態を浮かべながら、周りに愛想を振り撒く。表面上の付き合い、コミュニケーションがたくさん生まれ、中学高校までとは違った関係の人がたくさんできる。気持ち悪いと頭を抱える瞬間もある。本音をぶつけ合える仲間が欲しいと感じるのは体育会系の悪い癖なのだろうか。腹を割ったら血が出るだけさ、お互いがお互いを隠しながら見せたい部分だけをみせる。か「」く「」し「」ご「」と「」大学デビュー。たくさんの仮面を作る。何が正しい自分なのか、本当の自分はどれなのか。、、もうわかんない!っと投げ出してしまいたくなる気持ちをぐっと堪え、自分を探す。自分探しの旅にでも出ようかしら。探してもきっと見つからない。探す目的の自分がまだいないんだから。

 

1年が経ってやっと少しだけ、心のコントロールの仕方がわかるようになってきた気がします。どんなに苦しみながら捥がいたってしょうがないと思えるようになった気がします。どうせ踠くなら楽しみながらやったほうがいいよね。そう思うのも束の間、ただこの大学で何者かになることに果たして意味があるのか、きっとまた同じ。そういうのが大学生だよ。そんな考え方に陥るのが大学生だよ。またどこかにカテゴライズされる人間の一人でしかないんだろうな、とか思ってしまう夜もあったりもするし。また同じ夢を見ていた。同じことの繰り返し。何者かになりたい。認められたい。必要とされたい。もうわけわかんない。わかんないんです。まず分かりたくないし。本気では分かろうとしていないのかもしれないし。これが自主公演と新歓の間で揉まれている、いち大学生の頭の中です。なんか痛いけど。ちょーイタいけど。青くて痛くて脆い。モアイ。

 

この文章を書いているのは入学式の朝です。よるのばけもの。夜に手紙は書かないほうがいいらしい。夜は副交感神経が優位になりやすいため、理性よりも感情が優先されやすくなるらしい。自律神経の乱れから、夜に書くとなんだか妙にナルシシスティックだったり、ぶっちゃけ過ぎやエモーショナルな感じになってしまったりするみたいです。まあ今は朝なんですけど。朝イチで書いてるのにこれなんです、ダメだこりゃ。もう知らない。これで出す。

こんな風に予防線を張っている自分自身すら嫌になりながら。ださいな。、、なーんて予防線を張っているということまで書くという、予防線を張っているのであるから、もうやってらんない。、、、なーーんて予防線を張る、はる、ハル、春、入学おめでとう。本当に。

 

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。本が好きな人いたら声かけてくれたら嬉しいです。喜ぶから。麦本三歩の好きなもの。あと、漫才とギターと菅田将暉と変人が好きです。麦本三歩の好きなもの2。これで全部入った、。

 

、最初の一文は流石に無理があったかな。学生ブログの新しい仕様で、最初の一文がサムネとともに表示されるようになったみたい。気を引く一文だってことで、テヘ

 

またいつかお会いできる日を楽しみにしています。

ほな。

 

 

ブログ担当者:けい

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