
アートマネジメント
大野 はな恵
ONO HANAE
准教授
主な担当科目
文化政策概論、アートマネジメント概論、舞台芸術論、音楽芸術論、海外実習
専門分野
文化政策
音楽教育
表象文化論
音楽教育
表象文化論
経歴・資格
博士(学術/東京大学)
欧州の劇場での現場経験を経て、新国立劇場などのオペラ公演に携わる。2010年、文化庁新進芸術家海外研修制度によりニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で研修。
東京大学先端科学技術研究センター(社会包摂システム分野)特任助教を経て、現職。
学生へのメッセージ
舞台芸術は、作品をつくること、届けること、支えること。
でも、そのすべては「問い」から始まります。
誰と、どこで、何を、どうやって伝えるのか。
その問いに悩んだり、迷ったりしながらも、人と出会い、ことばを交わし、時に手を動かしながら、少しずつ世界が変わっていく。
芸術文化は、そんな営みの連なりの中にあります。
大学での学びも、きっとその一つの場。
ここでの時間が、あなた自身の問いやまなざしにつながっていけば嬉しいです。
舞台芸術の現場で出会ってきた問いを、これからも考え続けていきたいと思っています。
研究テーマ
- 教育普及事業の政策的・文化的コンテクストと組織戦略
- 文化事業の評価手法とその実践的・政策的活用
- 地域や分野をつなぎ、協働を生み出す人材の資質と実践知
主な業績・受賞歴など
「オペラ創作型プログラムの歴史的経緯と今日的意義―米国メトロポリタン・オペラ・ギル ドの取り組みを例に― 」『オペラ/音楽劇研究の現在』水声社、2021年
「劇場が切り拓く学校との文化的対話:子どもたちのアクセス拡大に向けての一試論~ロイヤル・オペラハウスを例に」『ロームシアター京都リサーチプログラム紀要』第6号、2025年
「文化支援事業における連携と多層的価値創出―チャーム・ケア・コーポレーション「アートギャラリーホーム」の事例から― 」『メセナアソシエイトレポート』、2025年
など
社会的貢献・活動など
- 子ども主体の創作型オペラプログラムの企画・実施(Creating Original Opera)
- 公益社団法人企業メセナ協議会 メセナアソシエイト(2024-25年度)
- 目黒区文化ホール及び目黒区美術館 指定管理者運営評価委員(2024年度-)
- 舞台芸術に関する論考・コラム・寄稿(SPICE、Theater & Policy、バッハ・コレギウム・ジャパン公演プログラム等)
など
但馬の好きなところ・おすすめスポット
但馬空港に降り立ったとき、山々に囲まれた一面の雪景色に、しんとした白い空。
静かで、少し特別な風景が心に残っています。