
ふねふね
第267回学生ブログ【29きゅうDiary】「記憶からつくる舞台と模型」
授業
皆さんこんにちは。芸観大生が綴る、29きゅうダイアリーです!
私は、ふねふねです。
1年ぶりに学生ブログを書きます、ただいま~。
去年も本当は、学生ブログしたいなぁと思ってたんですけど申し込むのを忘れてました。
最近は、もうすぐ公演の本番となるため本番に向けて頑張ったり、PAPを受けたり、授業で模型を作ったりしています。
PAPについては追々書いていこうと考えているため、今回はもうすぐ迎える公演のことと授業の模型の話を書きたいと思います。(※PAPとは大学の実践的に学べる舞台芸術プロジェクトのことです)
もうすぐ本番を迎える公演では、「同じ美術で違う景色を立ち上げる」という目標を掲げ、私はファンタジー作品を描きました。
6月の上演ということで「紫陽花」をテーマにしています。
私が担当している作品は『古事記』とハイデッガーの『存在と時間』を元にした和風ファンタジーです。
稽古総見を終えて作品をもっとよくするために、日々唸ってます。
スタッフと話して一つ一つの意味を考えたり構成を練り直したり最初の頃の考えを見返したり。半年以上前に考えた作品だったのでもともとの発想をところどころ忘れており、もう一度組み直していかないと、と考え大変です。
この作品では記憶について大切にしており、メンバーの思い出の話や大切な物についても聞きながら作品に反映させていく過程も面白いと感じています。
また、休憩中もずっと作品の話をしてしまうくらいで、全然休憩になってないこともあるほど舞台に熱中しています。
気になる方はぜひ、観に来てください!
詳細はHIBOCO – 公演情報さんにて閲覧できます。(まだ掲載されてないかもだけど)
さてさて、そんな毎日ですが、授業では模型製作にも取り組んでいます。
アイデアを形にしていく過程は本当に難しいけれど、完成した模型を見て写真を撮る瞬間はとても楽しいです。
この間は、「原風景」をテーマに、授業時間内でスケッチをして模型にするというワークを行いました。
“ふとした時に思い出す子どもの頃の風景”と言われて、一番に思い出したのは、楠の神社でした。
神社の前にある小さな古びた公園で、滑り台に登って境内を見下ろしていたときのことが印象に残っています。
滑り台の面はアルミで光っていて、風が吹くたびに木々の緑と影がゆらいでいた、その景色が鮮明に思い出されました。
その場でスケッチした絵をもとに、限られた時間と材料で立体にする作業はまさに手探り状態でした。ですが、その分すごく面白くて、夢中になって作っていました。
改めて、自分の原風景が作品に大きく影響を与えていることにも気づき、創作のヒントとしても貴重な体験になったなと思います。
今の日々が後々の自分へ大きく影響を与えると考えると何十年後かの私に出会う日が楽しみです。
その時も何か作品を作ってたらいいなと思います。
では、今回のブログはこれぐらいで~。
またね!