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けんだま
第269回学生ブログ【29きゅうDiary】「自由は、不自由や。」
大学生活
どうもどうも!新生ブログの新メンバーとなりました、ピッカピカの1年生、けんだまでございます。
いろいろ言いたいことはありますが、まずは一言言わせてください。
いや、まさか本当に芸観大生になれるとは。
正直に言うと、僕は「芸観大生になれた!」というより、「大学生になれた!」という喜びの方が大きいです。高校と違って、自分がやりたいと思うことを自由にできる。それが大学生の魅力だと思うんですよね。
ただ、僕は自由になったところで、「何をしていいかわからなかった」んです。
これまでは、みんな同じプールで泳ぎ、その中で手を取り合いながら安心感をもって成長できた。でも、気がつけば広い海に放り出されていて、周りの人は脇目も振らずに自由奔放に泳いでいく。泳ぎ方は自由だけど、泳がないと沈んでしまう。でも、どう泳げばいいのかなんてわからない。だから、必死にもがいてる。そんな感じです。
僕は中学生の頃まで、NHKの朝ドラをBSで観てから学校へ行くというルーティンをこなしていました。特に大好きだった『スカーレット』に登場する、ジョージ富士川(演:西川貴教さん)のセリフに「自由は、不自由や。で、不自由の先にまた自由がある」という言葉があります。
高校時代、毎週のようにあった英語や数学の小テストは、正直言って楽しいものではありませんでした。僕は「早くこんな環境から抜け出したい!!」と何度も思っていました。でも、いざ芸観大に入ってみると、あの縛られた環境に、どこか心地よさを感じていたのかもしれない……そう思うようになったんです。
高校の先生たちは、宿題やテスト、課外活動などで僕たちを束縛していたかもしれない。でも、同時に守ってくれてもいた。それもまた事実です。対して「自由」は何からも守ってはくれない。時に、後悔や破滅を生むことだってある。だから今の僕は、自由に対してちょっと臆病になりすぎているのかもしれません。
でも、その臆病や恐れという「不自由」を乗り越えた先に、本当の自由がある。だから、周りに流されず、焦りすぎずに、ぼちぼち歩いていこうと思います。なんなら「生きてるだけでオッケー」。臆病な自分も、今の自分も、ありのままにぜんぶ受け入れる。ミスター・マイセルフ。イノセント・ワールド。それで、いいんじゃないかな。
プールとか海とかいろいろ喩えましたけど、実は最近、週末に時間があったら泳ごうと思ってて。というわけで、今日さっそくNSIで1.1km泳ぎました。爽快すぎる。いいですよね。こんな感じで、人生という大海を爽やかに泳いでいけたらいいなあ、なんて思ってます。
それでは、また。
アディオス!!