
ずく欠
第274回学生ブログ【29きゅうDiary】「さくらんぼ、あんずの季節ですね」
但馬大学生活
Happy Pride !
29きゅうDiaryメンバーのずく欠です。
Happy Prideとは言いましても、なかなかハッピーとは言えない毎日ですね。まあそんなもんですか?
とはいえ私、最近はちょっと充実しております。
というわけで今回のブログでは、6月の日記みたいなものを書こうかなと思っております。
まず6月前半は、豊岡劇場で開催されたクィア映画特集のうち二本と、トークイベントに行きました。
見に行った映画のうち、一本は『94歳のゲイ』というドキュメンタリー、もう一本は『パレードへようこそ』というイギリスのコメディ映画でした。
まず、『94歳のゲイ』について。
LGBTQ+の一人として、高齢のロールモデルを目にする機会が少ない中、『94歳のゲイ』は、自分も長生きできるかもしれないという未来に具体性を与えてくれました。
次に『パレードへようこそ』について。
この映画は、サッチャー政権時代、同性愛者の権利運動と炭鉱夫の労働組合が連帯して抑圧に立ち向かった実話を基に作られたものです。
いま僕が感じてるよりも、ずっと苦しい時代に闘った人々を、苦しいだけじゃなくてユーモアたっぷりに描いているのが素敵な映画でした!
苦しいことも多い中で勇気を持ち続けるためにはユーモアが大切なんだと思います。
柔らかくいきたいですね。
柔らかいほうが傷つきやすい気もするけど、折れるよりはきっとマシです。
それからもう一つ、今月はカフェでのワークショップ企画の準備を頑張っていました!
いや、カフェって何?って思いますよね。
実は6/15〜22の期間、ホワイエで「カフェ ひらく」をひらいていました。
いました、というか、いま最終日のカフェ内でこのブログを書いています。
このカフェは22日の『10時間耐久大喜利企画』に合わせて作られました。
そして、水曜日から土曜日までの4日間は、それぞれのカフェメンバーの思っていること、考えていることから立ち上がったワークショップをひらいていました。
どの企画もバラバラだけど、ちょっと呼吸が深くなるような素敵さは共通していたように思います。
僕は「遠い国のあの人へ、モノローグを書く」という企画を担当しました。
私は常々、戦争とかが「遠い話」とか、国単位の「大きい話」として捉えられてしまうのを不思議に思っていました。
だって、人間じゃないですか。僕も、あの人も。
あの人のいたみと僕のいたみが同じだっていうのは傲慢だけど、ちょっと重なるところはある。多分、だから僕は「遠い話」だと思っていない。
それで、参加者がそれぞれ「帰る場所」または「なかったことにしてほしくなかったこと」についてモノローグを書いてもらい、そこにガザ・モノローグを混ぜて音読する、という企画にしました。
他人の経験、いたみを口にすることで、遠いし近い、みたいな風に思ってほしかったんです。
進行に拙いところもありましたが、この間の金曜日に無事に終えました。
自分一人では絶対に形にできなかったワークショップです。
二回生になってようやく、自分の欲求に誠実に向き合い始めることができた気がします。
そして今日、私は初めて大喜利を見ました。びっくりしました。
めっちゃ面白い!
お笑いって笑えるんだなって、当たり前のようだけど、なんか新鮮でした。
また見たいです。
長々と書き連ねてきましたが、今回はこのあたりでお別れになります。
ハッピーじゃなくても、プライドを自分から捨てたくないです。ちょっとした抵抗です。
ではまた!生きていようね〜!